香りの楽しみ方

『徒然草』には、こんな一節があります。

「寝殿より御堂の廊に通う女房の追風用意など 人目なき山里ともいわず 心づかいしたり」。

「追風用意」とは身だしなみの一つとして人とすれ違った後にほのかに香りが漂うように、お香を着物に焚き染めたり、帯に匂い袋を忍ばせておくことをいいます。 すれ違った瞬間に、ふわっと風にのって漂う香りは「一秒の香りの贈り物」になるのではないでしょうか。「追風用意」は、現代にも通じる香りの楽しみ方でもあるでしょう。

香りによる空間スタイリング ~おもてなしの香り

香りで快適な環境を演出しましょう。自分のために、そして大切な誰かのために。

お気に入りの香りをベッドルームに

集中できる香りを書斎に

寛げる香りをリビングに

お迎えの香りを玄関に

お花や絵を飾るように、インテリアのひとつとして香りを空間に取り入れてみましょう。香りは目に見えないけれど、最高のおもてなしです。

香りに思いを馳せる ~香りの瞑想

香水や香料を意味する英語の「perfume」は、ラテン語の「per fumum(煙を通して)」を語源としていると言われます。芳しい香りの煙は、古代人の崇拝する神と人間とを仲立ちするものであり、人々の願いを神に届けるものでした。

今日はどんな香りに惹かれますか。

直感で惹かれる香りを選んで、ほんの少し、静かな時間をもってみましょう。

あなたが選んだ香りは何ですか?

あなたの人生でやりたいことは何ですか

夢を叶えるために何ができますか

現実化させたいものは何ですか

今、手放すものがあるとしたらそれは何ですか

あなたらしさとは何ですか

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